2025年度 自己評価・学校関係者評価 報告書

2026.1.30

『松山しののめ認定こども園』として、幼保連携型認定こども園に移行し2年が経過した。子どもにとっての生活を大切に、試行錯誤しながら過ごした初年度を土台として、以下の目標を掲げ取り組んだ。

●こども園移行の初年度を振り返り、よりよい生活を保護者と共に創っていく

●安全で安心できる園生活を営む

●地域に求められる「魅力ある園づくり」を進める

●組織の質の向上を図る

保育方針である「のびのび遊び すくすく育つ 」~ 今をめいっぱい生きる子どもたちに豊かな生活を~ を大切に、子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添い、丁寧なかかわりを心掛け過ごした。

また昨年度、保護者の方々の声の中に、忙しくしている姿に「声が掛けにくい」という声が聞かれた。これを受け、職員それぞれが自身を振り返り、こちらから声をかける等のかかわりを心掛け、話しやすい関係づくりを念頭に安全で安心な生活を保障することに努力した。まだまだ足りないことが多くある中、保護者のお支えをいただき過ごした一年でもあった。

安全面では、フェンスや門のセキュリティ強化のために防犯カメラの設置、テラス階段や滑り台の修繕、保育室のドアやエアコン修繕をした。今後もより安全な環境で安心して過ごせるよう整えていく方針である。

【2025年度自己点検・自己評価】

1.保育の計画

記録では、振り返ることを大事にし、翌日、翌週、翌月へ繋げられるように努めた。忙しさから十分に子どもの気持ちの汲み取りや、育ちなどの記録ができなかったと反省する。環境の面では、様々な素材を意識して出したが、出すタイミングや方法に改善の余地があった。また、単発的になってしまうことも多かったので、継続的な視点をもつことが課題である。子どもの遊びを見ながら制作の材料や遊びの環境など必要なものは何か考えながら過ごした。毎年同じではなく、今年の子どもの姿から経験して欲しいことや子どもの遊びに合わせて素材を用意したり、一人ひとりの興味、育ちに合わせた環境を整えたりすることが大事だと思った。等、環境についての振り返りが多くあげられた。

2.保育の在り方・幼児への対応 

一人ひとりを受けとめられるよう努め、その手応えを感じた一年だった。忙しくなると受けとめきれなかったり、焦りを感じたりすることがあり、そうした時のかかわりや声の掛け方を振り返り反省をした。また、保育者同士の対話が支えや学びになり、成長を共有しながら過ごせたことから、教職員間の報連相、協力による保育の大切さを再認識している。

3.健康と安全への配慮

年齢が低いほど保護者と連携しながら体調管理を大切にした。年齢があがるにつれ、手洗いや水分補給、気温に応じた衣服の調節など、声をかけながら自身で体調管理ができるようかかわった。日常より換気や手洗い、消毒などを心がけて行ったが、感染症の広がりを抑えることは難しさがあった。一人ひとりの体調を気にかけ、少しでも変化が見られたら保護者へ伝えるよう心掛けた。自身の健康管理については、十分ではなかったと感じている職員もいた。

4.教師としての資質や能力・適性

身だしなみや挨拶など基本的なことを当たり前だと思わず、常に意識して行った。保育について話すこと、聞くことがとてもおもしろいと感じ学びになった。情報の共有は小さなことでもするようにした。1.2年目の保育者は、気になることやわからないことがあれば他の先生に尋ねたり意見を聞いたりして過ごした。自分の保育について悩みながらだったが、さまざまな先生方の保育の方法を見たり話を聞いたりしながら学んでいる。等、各々の課題に悩みながら信頼される保育者でありたいと努力を続けている。

5.保護者への対応

送迎時等、できるだけ出会いながら話をしたりするように心がけた。連絡帳を通して日々の様子を伝えるようにした。等、多くの保育者が安心して預けていただけるよう努めた。しかし、話がうまく伝わらないときがあったり、ドキュメンテーションを送るようにしたら連絡帳の活用ができなかったり、シフト上直接顔を合わせて話す機会が少なくなったとの振り返りもあった。他、園での小さな怪我や成長などをお伝えし共有するようにしたり、保護者からいただいた情報も職員同士で共有したりして、日々の保育につなげ関係づくりをしてきた。

6.研修と研究

研修を受けることで必要な知識や足りない部分、知らなかった部分を補えたように思う。四国大会の研修では、他園の保育者と悩みを共有し、課題を見出すことができた。担当クラスの年齢に応じた研修を受けることで、子どもの発達や関わり方について理解を深めることができた。研修を受けることで自分自身の成長を感じている。一方、日々の保育で精一杯であまり受けられなかった。受けたものの内容が偏っていた。実践にいかせているか不安といった声もあった。どの職員も今後も学び続けより良い保育を目指していきたいと考えている。

まとめ(1年の振り返り・課題)

それぞれがこの一年を振り返り、充実感や達成感、課題をもつことができたように思う。一人では抱えきれないことがあり、色々な先生に支えられ、学びの多い一年だった。”受けとめる”ことの意味、そして手応えを感じた充実した一年となった。周りの先生たちと連携を取りながら、保育していくことの大切さを改めて感じた。

初めて担任をもった保育者からは、初めてのことがたくさんあり、わからないことは他の先生に尋ねたり相談したりしながら過ごした。多くの学びと経験があり、子どもだけでなく、保護者との関係性、教職員の関係性も大事にしながら過ごした。

二年目の保育者からは、昨年度の経験から一年の流れがわかり、自分なりの保育をすることができた。子ども一人ひとり違う、昨年と同じ保育ではいけないということが分かった。悩みや意見を何でも話し、保育者間の関係も深めることができた。

こうした一年を過ごしていく中で、経験を重ねてきた保育者は、少しずつ視野を広げ、よりよい保育に向けて取り組んでいきたいと思う。自分のことで精一杯だったので、次年度はもっと全体のことを見ていきたい。いろいろな先生と一緒に保育の話をしていきたい。来年も一人ひとりに寄り添い、安全で安心できる保育を大切にしていきたい。等、次年度に向けての新たな気持ちが表れていた。

それぞれが保育経験の中で自分なりの目標を持ち、学び合い高め合っていくことで、子どもたちの生活が豊かになり、保護者の方々に安心して預けていただける園であるよう今後も努力していきたい。


【2025年度 保護者アンケートより】

2025保護者アンケート結果
160名中124名、77%の回答

≪保護者の方々からたくさんの貴重なご意見≫

いつも子どもに愛情を持って接していただき、感謝しかありません。先生が大好きで、いつも優しくしていただいているんだなと感じます。素敵な先生やお友達に出会えて、すごく楽しい幼稚園生活を送っています。たくさん声を掛けてくれてありがたいです。家では見られない様子がよくわかります。こういうことがあったんですと少し不安なことを書くとどうしてだろうと一緒に考えてくれるのでありがたいです。いつもどんな姿も受け止めてくださってありがとうございます。新たなアンケートや担任との座談会などお忙しい中、トライしていこうとされる姿勢がありがたいです。毎日、子どもをいっぱい見ないといけない中でも一人一人大切にしっかり向き合ってくれて、楽しく生活しているのがよくわかります。自分らしく成長しております。伸び伸びと好きな遊びを楽しんでいる様子が伝わってきます。担任の先生はもちろんのこと、園で顔を合わせる他の先生からも今日の子どもの様子を聞けたりすることも多く、みんなでみてくださっている安心感と嬉しさがあります。沢山の学びをして成長しているのを実感出来、またこちらの学びとなります。家庭ではさせてあげられないような遊びをたくさんさせてもらってとてもありがたいです。

また、保護者参加の行事の時間についての連絡が少し遅いように感じます。せめてコドモンのカレンダータブにでも行事名だけでなく時間の表示があれば助かります。大事な行事の詳細はもう少し前持った連絡をいただけると大変助かります。運動会での年長組保護者リレー、大変盛り上がり楽しい種目ですね。小学生など子どもたちも出たいと思うのですが、大人との接触によるケガが心配されるので、この種目には大人と子どもの混在は避けた方がよいと思います。朝やお迎え時に先生が出てこられないことがあるので、先生もお忙しいと思いますので、担任の先生じゃなくても、受け渡し時には必ず先生が対応するようにしてもらえたらいいなと思います。衛生面がきになります。子どもたちがシューズや靴下のまま外を歩いていることや先生方もシューズのままで外を歩いていることもあり、あまり良い印象を持てないです。降園し自宅で荷物を確認した際、時々入れ間違いか時々あるのですが、子供達が降園準備をした後に先生の確認はあるのでしょうか…。預かり保育になると、連絡帳に連絡事項を記入しても伝わっていないことが多いと感じる。園でのハサミの使用について、持って動いたり、距離が近かったりする場面を目にし、安全面で少しハラハラすることがありました。園でも改めて安全な使い方や場所のルールについて、子どもたちにお話しいただけますと安心です。繰り返し起こっている子ども間での怪我への対応については、園で怪我をしたとの報告を受けるたびに、保護者として怪我をしないように何かできることがあったのではと悩むことが多かったです。子どもの人数も多く、大きな遊具がたくさんあるa棟で2歳を迎えたばかりの子が大きな怪我なく安全に過ごせるよう見守ってくださると安心です。のご意見もいただきました。

こうした一つ一つのご意見について教職員で共有、検討を重ね、今後につなげていきたいと思います。子どもたちの“今”を大切に“のびのび遊びすくすく育つ”子どもたちのために安全な環境で、安心して預かられる園でありたいと思います。温かいぬくもりのある保育を職員一同、努力してまいりたいと思います。


2026年度に向けて

2026年度も引き続き、以下の目標を掲げて取り組んでまいります。

●よりよい生活を保護者と共に創っていく

●安全で安心できる園生活を営む

●地域に求められる「魅力ある園づくり」を進める

●組織の質の向上を図る


運営状況報告

財務状況

公認会計士の監査により、適正に運営されていると認められている。

苦情解決件数

苦情の受付はなかった。

監査報告 

指導事項はなし。