2024年度 自己評価・学校関係者評価 報告書
2025.3.5
2024年度は
〇認定こども園の生活を保護者と共に創っていく
〇安全で安心できる園生活を創る
〇ICT化による保育の共有化と保育の質の向上を図る
〇「魅力ある園づくり」を進める
以上のことに取り組んできました。
今年度より、松山東雲学園附属幼稚園と松山しののめ学園附属保育園が幼保連携型認定こども園『松山しののめ認定こども園』として新たな出発をしました。これまで築いてきた幼稚園と保育園の保育方針を継承し、乳幼児の一貫した保育・教育の統合的な提供を行いました。一人ひとりの子どもがのびのびと自分を表し、すくすく育つ過程を大切に、安全で安心な園生活が過ごせるよう“子どもにとって”の生活を第一に考え過ごしました。
子どもの年令の幅が広がりその育ちに応じた配慮や対応、配慮を要する子どもたちへの個々への対応、保護者の就労の有無や就労形態による保育時間の多様性への対応、保育を必要とする子どもへの給食提供によるさまざまな昼食の在り方、かかわり等、子どもたちの生活をより良くするための試行錯誤の日々でした。保護者の皆さまには、こうした移行による様々な変化にご理解いただき、子どもたちの生活をお支えいただいた一年でもありました。
2024年度自己点検・自己評価
1.保育の計画
記録に関しては、ほぼ計画、振り返りをして、子どもの姿に即して立てたとの実感を持っているようだ。一方気づきとして振り返る中では、忙しさから十分に子どもの気持ちの汲み取りや、育ちなどの記録ができなかったと感じたり、もっと育ちなどに合わせた環境に工夫が必要と感じたりしている保育者も多く見受けられた。
2.保育の在り方・幼児への対応
子ども理解についても、本人なりに意識してかかわったと感じていることがうかがえる。年齢を重ね経験がある先生の中には、経験しているからこそ、子ども理解の難しさを感じている声もあった。忙しくなると受けとめきれなくなったと感じる保育者もいた。また、1、2、3年目の先生は、自分なりに一生懸命子どもに向き合い、精いっぱい受け止めたと感じていることも見えてきた。
3.健康と安全への配慮
危険回避や感染対策については、本人なりには心掛けてきたつもりだが、実際に感染症が流行したことで、十分ではなかったことを実感したと思われる。自身の健康管理については、十分ではなかったと感じている先生も数名いた。
4.教師としての資質や能力・適性
クラスの子どもや保護者とのやり取りについては、その先生なりに努力をしてきたと感じている。その中で、保護者とのやり取りについては、努力をしたが十分でなかったとの振り返りが見られた。また、園全体への視野や、提出書類の期限を守るなどについてはばらつきが見られた。
5.保護者への対応
上記にもあったように、多くの保育者がおおむね保護者との関係、コミュニケーションについて、それなりの手ごたえは持っているようだ。中には子どもの育ちを十分に伝えられたか心配、2号やバス利用の保護者とのやり取りが十分でなかった、ことばが足りず伝えきれなかったかもしれない、もっとコドモン連絡帳を充実したいなどの振り返りがあった。そのあたりが保護者の「もっと細かく伝えてほしい」という思いや「相談しにくい」という声につながっているのではないかと思う。1、2年目の先生にとっては保護者と話すこと自体に緊張があったようだが、年度末には関係が作れたという手ごたえも感じているようなので、これからの先生自身の育ちによって改善されていくことではないかと感じた。
6.研修と研究
研修については、多くの先生たちがもっと積極的に研修を受けたい研修をして保育に生かしたい、学びを深めたいと思っている。しかし、時間が確保できないという感想を持っているようだ。研修したいという意欲を嬉しく思うとともに、時間の確保はこちらの大きな課題ではないかと感じた。
1年の振り返り・課題
このチェックをすることで、各々自分の一年の保育を振り返り、具体的な達成したことや課題をつかむことができたようだ。新任の先生は、経験のない中で精一杯子どもに向き合ってきたという充実感や達成感を持っている。経験や、自分の保育への見識によっては、より保育の難しさを感じている先生の姿も見える。それぞれ自分の保育観を、今後の研修や保育経験の中で学び高めていくことで、園全体の保育の質が高まり、保護者の思いに応えるやり取りが深められていくものと考える。若い先生たちも多いが、様々な経験を積んだ先生たちもいるので、先生たちの協働によって高められる集団をつくることが大切ではないかと感じた。
2024年度 保護者アンケートより
保護者の方々からたくさんの貴重なご意見をいただきました。
本年度は、幼保連携型認定こども園として新たなスタートとなり、0歳児から5歳児までの子どもたちが生活するようになりました。朝7時半~夕方19時半までの保育時間の中で、ご家庭の必要に応じて子どもたちの生活の流れを考え、職員はシフト担当制の中で、一人ひとりの生活リズムを大切にしながら過ごせるようにしました。保育を必要とする子どもたちには、給食提供が義務付けられ給食を始めました。その年齢に応じた育ちを大切にその時々の行事と内容を見直しました。教職員数が増え、交わりを大切に情報共有しながら子どもたちの生活をどう創っていくか試行錯誤の一年間で、さまざまなご心配をおかけした一年であったと思います。こうした初年度を保護者の皆さまのお支えとご理解により、無事に終えることができましたことに感謝いたします。
『松山しののめ認定こども園がもっとこうなるといいな』との保護者の皆さまからたくさんの貴重なご意見をいただきました。
衛生管理について、感染症の広がりが心配、玄関での検温などの対応を考えて欲しい等の意見を。安全面について、門から誰でも入って来られる。お迎えに行くと子どもたちだけが外で遊んでいて目が行き届いているのか不安。セキュリティ対策等が伝えられました。また、全園児が食べられるようにという給食への思い。連絡帳の頻度が上がると嬉しい。園バス利用であまり園の様子がわからないので様子を教えて欲しい。アプリを楽しみにしている。あいさつをしてくれない先生が増えている。保護者か先生か見分けがつかない。相談しにくい。保護者会活動のクローバーセールが良かった。サークル活動にもかかわりたい。昔ながらの季節の風習を園生活に組み込み、自宅で経験できないことを経験させてもらっている。うんどうかいが雨になった際は大学の体育館がお借りできないか。小さいお子さんのいるご家庭はグランドでのうんどうかいが大変そう。等々のご意見をいただきました。
こうした一つ一つのご意見について見直しをし、子どもの安心・安全、“子どもたちにとって”を第一に考え、保護者の皆さまにとっても安心して子どもさんをあずけられるよう検討を重ね、今後につなげていきたいと思います。
今後も保育方針や内容については変わることなく、子どもたちの“今”を大切に“のびのび遊びすくすく育つ”子どもたちのために、温かいぬくもりのある保育を職員一同、努力してまいりたいと思います。
2025年度目標
〇こども園移行の初年度を振り返り、よりよい生活を保護者と共に創っていく
〇安全で安心できる園生活を営む
〇地域に求められる「魅力ある園づくり」を進める
〇組織の質の向上を図る
以上のことを2025年度につなげていきたいと思います。
財務状況
公認会計士の監査により、適正に運営されていると認められている。
苦情解決件数
苦情の受付はありませんでした。
監査報告
指導はありません。