2021年度 自己評価報告書
2021年度は2名の教諭を新しく迎え、新学期を迎えるにあたって教職員全員で保育方針、教育課程を踏まえ、年間指導計画を立てて保育にあたった。日々の保育では、保育後の会話や職員会、年齢ごとの話し合い等、子どもの様子や育ちの確認をしながら一人一人の気持ちに寄り添うかかわりを大切にしてきた。その基本を大切に、2020年度の振り返から2021年度に取り組むべき課題を積み重ね保育実践をしてきた。
〇健康で安心安全な生活
新型コロナウイルス対策を継続して実施し、感染対策に努める
〇行事について、今年の見直しと状況に応じた新たな取り組み、子どもに必要な経験の保障と配慮や工夫を検討
〇保護者との情報共有
信頼関係の構築
日頃の子どもの様子をお伝えし、育ちを喜び合う
〇質の向上
日頃の保育についての会話における共通理解
リモート研修会への参加
コロナ禍2年目の生活は、子どもも教職員も洗い、手指消毒、換気、掃除等の生活習慣も身に付き、登降園の流れもできた。日々の保育や行事も立ち止まり、考えた昨年度に積み重ねた上で、感染状況を鑑みた行事の開催を保護者とともにもつことができた。しかし、保護者の声に「園内に入れないので子どもの様子がわからない」といった声が聞かれ、送り迎えや電話、連絡帳、年齢だよりや写真販売を通して子どもの様子を丁寧にお伝えすることを意識した。9月からは、連絡帳にその日の子どもの様子を写真でお伝えするようにすることで可視化でき、様子がよく伝わり、ご家庭での子どもとの会話につながったと喜ばれた。
質の向上については、日々の振り返りが研修であり、長期のお休みを利用したリモート研修会においては、他園の保育について知る機会や新しい保育の方向性を学ぶ時となった。感想や意見をそれぞれが出し合うことで、共通理解と視野が広がる機会になったようにも思う。
こうした全体的な振り返りとともに、自己評価においてもそれぞれが、子どもたちにとって、保護者にとって、今できることを一生懸命に日々取り組んだ。しかし、日々の仕事に追われ、ゆとりや余裕のなさからか時間をかけて、保育を振り返ったり話し合ったり、研修をする等の自身の保育を深めることが難しかったようにも感じた。
今後の課題として下記のことに取り組みたいと考えた。
〇安全で安心できる園生活
〇保護者との情報共有
〇ICT化を進め、効率化を図る
〇「魅力ある幼稚園づくり」を進める
以上のことを2022年度につなげていきたい。
財務状況
公認会計士の監査により、適正に運営されていると認められている。